美容クリニックにとって
Webサイト制作って重要?

最重要項目です。ホームページを作って、放置するなら、最初から制作する必要はなく、SNSだけでいいかもしれません。ただその場合、Webマーケティング（現代ではマーケティングそのもの）の重要な要素を放棄することになります。SEOを意識して、クリニックホームページを運用することは自分たちのクリニックが患者さんとその予備軍から「どのように見られているか」「なにを期待されているか」を知ることです。その次に競合クリニックと差別化するためのヒントを得ること等が続きます。検索結果の表示と関連がある構造化データについては、後で説明します。※画像は2024年8月のコアアルゴリズムアップデートにおける弊社オウンドメディアの実際の数値です。

美容クリニックでは、やる施術がだいたい決まっているため、自分たちと同じ施術・機器を導入している競合クリニックも多いと思います。メーカーなどからもらった資料をそのまま掲載し、他のクリニックとページ内容が重複しているパターンも多く見受けられます。そこでコンテンツを差別化し、その施術・機器の検索キーワードで順位上昇させるためには、どのように構成し、ライティングすれば良いかのノウハウが必要です。

美容クリニックのホームページは主にどのような属性のユーザーに見られているでしょうか?　提供している施術により差異はあると思いますが、やはり女性が圧倒的に多いと思います。それも念頭に置きつつ、すべてのユーザーが使いやすいサイトを目指します。UI（ユーザーインターフェース）とUX（ユーザーエクスペリエンス）は、ホームページの使いやすさと訪問者の満足度を決定づける重要な要素です。UIは、視覚的デザインや操作性を重視し、ボタンの配置等を工夫することで、直感的な操作が可能なインターフェースを提供します。UXは、ユーザーがサイトを訪れてから目的を達成するまでの全体的な体験を指し、ストレスのないナビゲーションや情報の見やすさ、ページの読み込み速度などを最適化します。これにより、ユーザーが快適にサイトを利用できる環境を整えることができます。モバイルフレンドリー、レスポンシブデザインについては別項で説明します。

Google Analytics（アナリティクス）とGoogle Search Console（サーチコンソール）は、美容クリニックのウェブサイトの運営と改善に欠かせないツールです。Google Analyticsは、訪問者数や滞在時間、ページビュー、コンバージョン率など、ユーザーの行動データを収集・分析、Google Search Consoleは、検索エンジンでのサイトのパフォーマンスを管理し、検索クエリやインデックス状況、モバイル対応、セキュリティ問題などをモニタリングします。 「そもそも入れてない」、「入れたけど、見方がわからない」などの問題は多くありますが、上記のSEO対策とも深く連携しているので、こちらの導入、分析も必須になります。

構造化データとは、ウェブページのコンテンツを検索エンジンがより理解しやすくするために、特定のフォーマットでデータを整理し、マークアップすることです。これは、検索エンジンがウェブページの内容を正確に理解し、検索結果で豊かなスニペット（リッチスニペット）を表示するのに役立ちます。ユーザーにとって有益な情報が提供されやすくなります。構造化データの実装には、JSON-LDが最も推奨される形式です。
ニュース記事やブログ記事では、タイトル、著者、公開日などを構造化データでマークアップすることで、検索結果に記事の詳細情報が表示されやすくなります。

モバイルフレンドリーなデザインとは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでウェブサイトを快適に閲覧・操作できるように設計されたデザインのことです。これは、画面の小さいデバイスでも使いやすく、見やすくするための工夫が施されたデザインを指します。
レスポンシブデザイン、タッチフレンドリーな要素、読みやすいフォントサイズ、高速なページ読み込み、シンプルで直感的なナビゲーションなどの工夫を通じて、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、SEOにも有利になります。

レスポンシブデザインとは、ウェブサイトがどのデバイス（PC、タブレット、スマートフォンなど）でも適切に表示され、使いやすくなるように設計する手法です。具体的には、画面のサイズや解像度に応じて、レイアウトやコンテンツの表示が自動的に調整されるデザインのことを指します。
画面サイズに応じてレイアウトやコンテンツを自動的に調整します。これにより、ユーザーエクスペリエンスが向上し、ユーザーに優しいサイトになります。